今回は、カウンターとテーブル席併せて40席ほどの中華料理店の席案内の方法についてです。
私は、飲食店でバイトを始めて10年が過ぎた主婦です。
席案内は、ちょっとしたことでうまくいくいきます。
皆さんのバイト先とは異なるかもしれませんが、基本的なことを書かせていただきますので、よろしければ参考になさってください。
※ただし、バイト先によっては、従業員優先(バラバラよりまとめたほうが接客しやすいなどの理由)で、詰めて座ってもらうように指導されることもあるようなので、この場合、お店の方針に従った方がでしょう。
すいているときは、基本お好きなお席へ
これは、誰でもしていることでしょう。
きっと誰でも指定されるより好きなところに座れるほうがいいと思います。
ただ、そうは言っても遠慮する方も多く、店内は、ガラガラで、大荷物を持っているお客さんでもわざわざカウンターに座る方もいらっしゃいます。
そのような時は、「お荷物があるのでよろしければテーブル席はいかがでしょうか?」とすすめましょう。
たいていの方は、「いいの?」と喜ばれます。
店内の半分くらいが埋まっている場合
時と場合によりますが、この時も空いているお好きなところへと私はおすすめするようにしています。
混んできたとき
お一人様とグループでは、臨機応変に対応することが大切です。
お一人様の場合
「カウンターへどうぞ。」
「カウンターへお願いします。」でもいいと思いますが、
私は一応「カウンターのお席でもよろしいですか?」と聞くようにしています。
お客さんによっては、「カウンターへどうぞ。」と言っただけで帰ってしまう人もいます。
お客さんを逃さないためには、できるだけお客さんの座りたい席に座ってもらうことも大切かもしれません。
しかし、混んでいるときには、かなわないこともあります。
入り口から入ってきたお客さんを見て、「いらっしゃいませ。」のお迎えのあいさつとともにお客さんの顔を見るとカウンターでなくテーブル席を見ながら入ってくる方もいます。
そのような人には、先ほどの「カウンターでもよろしいですか?」と聞くと「テーブルがいいんだけど。」と言ってきます。
その場合は、テーブルが空いていればテーブルに案内しましょう。
2名の場合
テーブルが空いていれば、もちろんテーブル席。
空いていなければカウンターを勧めましょう。
3名以上の場合
3名様で4人席テーブルが空いていればそこへ通します。
空いていなければ、カウンターへお願いするのですが、すでにお座りのお客さんに移動してもらうこともあります。
ただし、基本的に食事中の方の移動はダメです。
(例1)
カウンター横並びで4席あり、10番にすでに座って料理を待っている場合は、この人に11番か8番に移動してもらう。
(ただし、まだ料理が来ていなければで、食べている方に移動のお願いは基本的にダメです)
8 | 9 | x 10 | 11 |
(例2)
カウンター席12番と15番がふさがっています。
この場合、近くのテーブル席で2人用が空いていれば、12か15のお客さんに1番のテーブルに移動をお願いします。(こちらも食事中の場合は、ダメです)
x 12 | 13 | 14 | x 15 |
空いたお席に3名様ご案内できます。
テーブル席(向かい合わせで座り、1番が2人用。その他4人用。)
1 | 通路 | 2 | 3 | 通路 | x 4 | x5 | 通路 | 6 | 7 |
案内 | 通路 | 通路 | x | 通路 |
(例3)上のテーブル席の空き状況で、7名様が来店。
その場合は、2、3、6、7へ案内するのですが、もし、4,5のお客様が、食事中でなければ、どちらかにずれていただくのも一つの方法。
まとめ:席移動のお願いは、同等の席かそれ以上の席へ案内
カウンターからカウンター、または、カウンターからテーブルへの移動は可能でしょう。
しかし、テーブルからカウンターへのご案内はやめましょう。
案内された席が気に入らなくて怒って帰ってしまう人もいました。
ゆっくり座りたくてテーブルを選んでいるはずですから。
たいていのお客様は、お声をかけると譲ってくださいます。
声をかける時は、「ただいま3名様がいらして、お席がないので、もしよろしければ、こちらへ移っていただけないでしょうか?」
または、「移っていただくことは可能でしょうか?」など。
「嫌だ!」という方ももちろんいます。
その場合は、あきらめましょう。
最初は戸惑うこともありますが、お席の案内がうまくできるようになるといいですね。
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