私は、飲食店でランチタイムに働いている主婦です。
早いもので、とっくに10年が過ぎていきました。
私が働いている店は、駅ナカの中華料理チェーン店なので、ランチは、かなり忙しい時もあります。
今回は、バイトを始めたばかり、また、始めて時間が経っているのにオーダーミスがなくせないという方に向けたアドバイスを書こうと思います。
注文は、ハンディターミナルを使います。
よろしければご覧ください。
なぜオーダーミスをするのか考えたことがありますか
ハンディーの使い方に慣れていないからかもしれません。
ハンディターミナルを使いこなせない
私も入ったばかりの頃は、ミスばかりで、怖い店長に毎日のように怒られていました。
私がミスした原因は、ハンディターミナルの使い方に慣れていなかったから。
オープン店で、研修が4日ほどあったのですが、それでもハンディーを使えるまでには、自習もしました。
オープンしたばかりの店には、お客さんがたくさん来ました。
あちこちから呼ばれ、すぐに注文を取らなくてはいけないのにハンディーを使いこなせない。
間違って訂正しようと焦っているとうまくいかない。
ぐずぐずしていると怒ってしまうお客さんも。
何をやっているのですか?
早くしないとだめじゃないですか!
それを見た店長からは、怒られ、頭はパニック、もうどうしようもない日がずっと続きました。
ハンディーをちゃんと使えなければ、オーダーミスは、起こります。
まず、ハンディーを正しく使えるようになることです。
お客さんの注文をしっかり聞き取れていない
大きな声ではっきりとメニューを指さして言ってくれる方は、助かります。
メニューを指ささなくても大きな声ではっきりと言ってくれる方も助かります。
しかし、騒がしい店内で、声の小さなお客さんも来店します。
口ごもって何を言っているのかわからないお客さんも来店します。
聞こえな時は、「もう一度お願いします」と頼みましょう。
耳の悪いお客さんの場合は、紙ナプキンなどに書いて、確認するといいですよ。
お酒、おつまみ、お食事を注文される方は、提供の順番を指定される方もいます。
ハンディーのボタンには、先、後、同時などもあると思いますので、利用しましょう。
厨房に声掛けできるなら、声を掛けましょう。
ハンディーへの入力は慎重に
ハンディーへの入力は、
- テーブル番号(重要)
- 人数
- 担当者番号
テーブル番号は、とても大切です。
間違えるとどのテーブルから注文を受けたのかわからなくなってしまうので、気を付けましょう。
特に追加注文されるときのテーブル番号入力は慎重に
追加注文を受けて、テーブル番号を間違えるとどうなると思いますか?
持って行った先で、「頼んでないよ」と言われます。
さて、「何卓のでしょうか?」とほかのホール担当に聞かなければなりません。
聞いてすぐわかれば問題なし。
卓番を訂正しまし、お料理を提供しましょう。
一番困るのは、間違って追加を打ったテーブルのお客さんが支払いを終えて帰ってしまったとき。
皆さんは、外食して帰る時、伝票を確認してから支払いをしますか?
是非確認することをおすすめします。
例えば、追加注文テーブルNO1なのに間違えてNO11と打っていたため、メンマ 150円がNO1の伝票に入っておらず、1350円支払って帰った。
テーブルNO1
野菜炒め 500円、餃子 250円、生ビール 300円、 (追加で生ビール 300円、メンマ 150円) (メンマ 150円)伝票に入っていない。 合計1650円 -(150円)=1550円 |
このNO1の方は、従業員のミスのせいで得をしました。
テーブルNO11
ポテトフライ 300円、生ビール 300円、(追加でレモンサワー 300円 、味噌ラーメン 600円、餃子 250円)(メンマ 150円) 合計1750円-150円=1600円 |
NO11の方がお帰りの時、「このメンマ注文していないんだけど、、、。」となり、、、NO1のメンマはここに打たれていたのです。
メンマ150円分マイナスし1600円のお支払いに。
結局150円分は、お店の損になります。
また、一旦帰ったお客さんから「食べていないのに料金多くとられて。」と電話が入ることもあります。
その時は、後日返金です。
これもお店の損です。
皆さん、気を付けましょう。
注文を入力(おひとり様)
ひとりのお客さんが一つのお料理なら簡単です。
私のバイト先は、中華料理なので、中華そば、豚骨ラーメン、野菜炒め、、、などがあります。
【例1】
豚骨ラーメン 1つなら、入力し、確認ボタンを押して確認画面を見ましょう。
豚骨ラーメン 1 と正しく入力されていればOKです。
送信ボタンで送信。
➡送信ボタンを押し忘れると未送信で厨房に伝票が届かず、いつまでたっても料理ができないという事になりますので注意しましょう。
注文完了!
【例2】
生ビールとレバニラ炒め
生ビール 1
ニラレバ炒め 1
となっていれば、送信ボタンで厨房へ。
注文入力(4名様)
【例3】お客様4名様
注文数が多い場合、全部入力してから確認するのは、危険です。
一人分入力するごとに確認ボタンを押して、確認したほうが確実だと思います。
私は、そのようにしています。
私は、味噌ラーメンと餃子をお願いします。
味噌ラーメン1、餃子1 入力したらすぐ確認ボタンで確認
僕は、コーラとチャーハンと餃子。
コーラ1,チャーハン1、餃子1 入力したらすぐ確認ボタンで確認
生ビールと餃子をください。
生ビール1、餃子1を入力したらすぐ確認ボタンで確認
私は、肉野菜炒め定食でごはん大盛りにしてください。
肉野菜炒め定食1、ごはん大盛り1 すぐ確認ボタンで確認
➡4名様の注文がすべて終わったところで、すべてをゆっくりと復唱してお客さんに確認してもらいます。
この場合の注意点として、餃子は、合計個数(3個)となるので気を付けてくださいね。
間違っていなければ、送信ボタンで厨房へ。
ちょっと難しいですが、できそうですか?
自信がなく、誰かに代わってもらえるなら、お願いしたほうがいいかもしれません。
もし、11名のお客様が2つのテーブルにまたがっているなら、テーブルひとつづつに分けたほうがミスが少なくなります。
最後にとっておきの技
これを使えば、確実にミスは防げます。
【その1】間違えやすいメニューの場合、その言葉を強く言う。
または、言い換える。
【例】
中華そば 中華どん
野菜炒め 肉野菜炒め
生ビール ビンビール
ウーロンハイ ウーロン茶
冷やし中華 中華そば ➡(温かいお醤油味のラーメンですか?)というように。
【その2】「まず、~ですね。」とまずをはじめに言う。
以前、まだ、慣れていなかった頃、生ビールを注文され、生ビールを提供。
しばらくたってから、そのお客さんに「味噌ラーメンはまだか?」と聞かれ、「ご注文いただいていませんが。」と答えると「したじゃないか!もういい!」と怒って帰ってしまったことがありました。
それから自分なりに考え、飲み物だけを注文したお客さんには、「まず、~ですね。また、何かありましたらお呼びください。」というようにしたらミスは、なくなりました。
まとめ:ミスをなくすためには、集中力と確認が必要です
ミスをしても作り直す時間があればいいですが、時間がないお客様は、お腹を空かせて帰ってしまうことになります。
何のために来店してくださったのか?
食べるためです。
私もそして私の身内も飲食店には行きます。
そこで、食べそこなったなんて聞いたら悲しいです。
皆さんのところに来たお客さんが、おいしかったと笑顔で帰ってくれますように!
参考にしていただけると嬉しいです。
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